(2002年4月27〜29日)
脊梁山地の北部、京丈山、目丸山に端を発する内大臣川の源流”西内谷”は右股と左股の大きく二つの支谷を持つが、
本流はこの右股である。西内谷の下流部にはその昔、国有林伐採で栄えた時代の名残とも言えるトロッコ軌道跡が残って
いて、内大臣川との出合・・西内谷林道の侵入口には小学校の跡地も見える。全盛期には200世帯がこの内大臣川沿い
で暮らしていたと言うが、今はもうその面影も感じられない。そこにあるのは閑散とした静寂で、二次林だろうか、再生した
原生林が黒々と茂る深山の佇まいを見せていてる。ここ辺りには川のせせらぎだけが時を越えて今も尚、響いているのだ。
西内谷に沿う形で、西内谷林道が谷の上部まで延びていて、左股を横切ってから暫くして右股を横切る。最近ではこの
林道を辿って右股に架かる橋から入渓する人達が多いが、今回は時間もタップリある! 下流の方から入渓し、二股出合
を確認しながら右股に侵入しよう。初日は中流域に注ぐ有力な支谷を覗くことも目的の一つである。本流遡行はそこそこに
支谷詣でと洒落込もう。
■早々に沢に降りて遡行開始、F谷君乗り越す。 ■下流部の渓相もなかなか。
■谷は広く解放的で気持ちいい。
■遡るF谷君。
■岩陰からのアプローチ・・・岩化け天唐さん。
■ヤマメは良く走った。
■滝の乗り越しは、お助け紐で越える。 羽峡さんF谷君踏ん張ります。 ■ヤマメも元気に飛び出します。
■これが第一有力支谷の出合だ。
■沢沿いに山芍薬が一輪咲いていた!
■支谷は3段の連続小滝で出合っていた。 ■支谷上流でもヤマメが良く走る!
■いい艶のヤマメがいた。
■テンバ適地が出てきた。今宵一晩ここでお世話になろう
■流木集めて焚き火を熾せば、沢の夜の始まりだ!
■シェフ羽峡さん、腕を振るう。
〜〜西内谷両岸には小さな支谷が沢山注いでいて、水量の安定と種沢としての機能を充分果たしているようだった。
第一有力支谷も、出合に小滝が連続しているものの上部は渓魚に優しい渓相をしていた。 山芍薬にも出会えて
良いテンバも見つかり、西内谷の夜は賑やかに更けていった・・・ 〜〜
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