(2002年7月20〜21日)
宮崎の最深部、椎葉村と南郷村の村境に座する”清水岳”は別名 山神岳とも言う。その清水岳と笹の峠ピーク
のとを結ぶ稜線から北側斜面に扇状に広がる沢が 唖谷である。ここも中流域で二股に分かれるが、今回は笹の峠
に向かう右股を登ってみた。 岩清水の溢れ出る源流部は盛夏の暑さを忘れさせる別世界であった。
この地域で言う「唖谷(オシダニ)」とは、遥か下流の耳川沿いの集落の地名を指すのが一般的なようで、なかなか
私達の言う「オシダニ」が理解してもらえないようだ。そのオシダニの集落から上流に向かい 鳥の巣集落の付近から
入渓する。折りしもこの日は雨の後で谷も水が多いようだ。
■入渓してすぐに絶壁の滝。 ■羽峡さん忍んで振る。
■しばらく遡行した所に大きな二股。今回は右股本流を取る。因みに左股には
源流カツカツまでヤマメが居るらしい・・・・地元の人々の手で保護されているとか。
■一応メ ■イワタバコ
■中流域の渓相
■沢仕込み釜揚げうどん。
■小さいが一番雰囲気があった。
■沢の水は豊富で、開けた区間に出た。
■大規模な崩落区間がある。 ■沢に佇む天唐さん・・・佇めど、尚 険しい。
■ここにも大きな枝沢がある。思ったより水量が太い。
■少し崩落した跡地のような狭い所だが、
タープを張ればそこは楽園だ!唖谷の夜
は静かに更けて行く。
明日は晴れるだろうか・・・
〜〜 ●● 2日目・快晴 ●● 〜〜
■谷の奥から朝日が昇る!綺麗だ。 ■朝の遡行は気持ちいい!
■そこそこの傾斜の滝だが手がかりが豊富だった。
■詰め部分を確認。
■緩い長い斜滝が続く。気持ちの良い遡行が出来る。
■斜滝を駆け上がる天唐さん。
■羽峡さんも詰め上がる。 ■だいぶ源流の様相になってきた。
■ブナ・ 沢胡桃・ リョウブ・ オヒョウ等の
緑が眩しい源流域だった。
■笹の峠登山道に出た。
■笹の峠登山道からみる 清水岳の勇姿。別名「山神岳」と呼ばれる
ピラミダルな山容は丹精で奥深い。伐採跡と、山頂のテレビ鉄塔が
興醒めだが・・・ なんでこんな・・・
■下山路はしっかりしている。
■登山道沿いに聳えるブナの大木。 ■羽峡さん下る。
■伐採地から椎葉の山並みが展望出来る。
■実に気持ちの良い雑木林だった。
■立派なタマゴダケ
■ブナの大木に魅せられる天唐さん。
■親切な地元の方でした。
〜下山道を一本間違えて 思ってた所よりも少し遠い所に下山してしまった。 とことこ歩いていると
自宅にいらっしゃった地元のおじさんが 唖谷(オシダニ)まで送ってくれた。 そこで色々と 谷の
話しを聞かせてもらったが、これがとても興味深いモノだった! 沢の渓魚再生能力の著しく高い谷
が近くにあって、そこには今度、水産庁の研究員がヤマメの生態系を調べにくるらしい・・・など等。
送って頂いた上に、とても興味深い話しを沢山聞かせてもらってありがとうございました! 〜〜
■時 期 : 2002年7月20〜21日
■地 図 : 清 水 岳
■メンバー : 羽峡・ 天唐・ 沢グルメ
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