五木小川支流・押合谷
                                (2000年5月28日)
          

  網の目の様に広がる川辺川水系の一つの源がここ、五木の村にもある。五木小川の平瀬地区から派生
 する谷で比較的大きな流域を持つのが折立谷とこの押合谷である。中流以上の流域に林道を持たない
 押合谷は以前から気になる谷で、数回覗いてみたことがあが、先行者も居た為奥までは見ることが出来な
 かったが・・んん・・・音がする。そこそこの規模の滝がありそうだ・・さすればその上が気になるのが人情、
 少し覗いてみよう!

 ここはまず、下流の方はどうでも宜しいので滝を目にするまで歩いてみた。その滝は谷が曲がっている
所に架かっていた。大きな釜を持つ15m程もあろうか・・・直登は無理である。何処を登るか・・・?
右岸は絶壁、左岸の岩稜帯を高巻いて上に出てみた。



       
■押合谷中流域の渓相。                           ■魚影もある。
















■これが、押合谷核心部の滝。捻れながら落ちているので落口は見えない。
 深く大きな釜を持っているのであまり近づけなかった。この写真は高巻きの
 途中で撮影した物である。 これは巻くのはいいが・・・降りるのが大変そう。
 事実、この谷を下降する事になったので同じ場所を降りたが、お助け紐が
 無ければかなり ヒヤヒヤ物だった・・・


   
   ■大滝のすぐ上部にある2段滝下滝。 中央を首まで
   水に浸かって、滝の右側を攀じ登る。

                             
                             ■ここは太ももぐらいまでの深さなので直接取り付けるが、岩が
                            滑って登れない・・・左岸の草つきをズルズル滑りながら越えた。


       
■滝の上に居たヤマメ。居着きだろうか・・・                 ■暫くで流木が谷を埋める。



■木漏れ日が気持ちのいい平瀬に出た。


                             
                             ■かなり歩いてみたがこんな感じの源流が続いていた。



 〜〜押合谷の源流域は春の小川の様に穏やかに静かに、且つどこまでも続いていた。きっとこのままどこかの斜面に
    吸い込まれ消えていくのだろうか。辺りの原生林はまだまだ味わい深い魅力を備えているように見えた。 〜〜




■時  期  : 2000年5月28日
■地  図  : 頭 地
■メンバー  : 単 独



                                        




























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