(2006年7月17日)
九州の深山”大崩山群”の北のはずれに控えめに鎮座する新百姓山・手軽にアケボノツツジを鑑賞する事も出来る為、
シーズン中には中々の賑わいを見せるようだが、普段はいたって大人しい山塊だ。しかしこの辺り一帯には目を見張る
ような美しいヒメシャラとブナの美林が誠に妙なるハーモニーを奏でている。五月晴れに似合うヒメシャラの美林に
突き上げる谷から訪問してみよう。
ここに綺麗なヒメシャラとブナの極相林が有ることは以前歩いた時に学習していた。その時から「いつかこの美林に
這い上がってヒメシャラの樹間を詰上げたいな・・・」と思っていた。今回 天気予報が外れたお陰で急遽訪問してみる
事になった。入渓点は前から決めていた「おもうち谷第2支谷」・ネットでお知り合いになれた「宮崎の林道へいらっしゃい」
の管理人 yasuさんからの助言、「中流域が荒れている・・」 の言葉も気になる所だ。果たしてその谷の様子は
どうなっているのだろうか・!?源流テンカラも交えてちょっと覗いてみよう。
■入渓後すぐに現れる滝・登り頃の滝だが左に綺麗な巻き道がある。 ■遡行開始の皆さん。
後で振り返ってみると、滝はこれが最初で最後だった。
■沢靴を忘れ登山靴で遡行する綾吉さん。
■軽快に小滝を乗り越す天唐さん。 ■シャワーで越えるふたすじさん
■入渓後は開放的で綺麗なナメもあり期待させる渓相だ。
■源流テンカラ師も登る。
■極力 水と戯れて行く綾吉さんと ふたすじさん。 ■綾吉さん もまれています。
■しばらく進むと確かに谷は荒れてきた!yasuさんのおっしゃる通りだ。
■昨年、一昨年の台風の影響だろうか、谷は崩落した岩石で埋まっている。
■アスレチックの様に風倒木と崩落岩の間を進む。
■上流域は シャクヤクの群生地だった! ■ガレた谷をタンタンと登り、水涸れになる。
■水も涸れてしばらくで、ヒメシャラ林が出て来た! この谷を詰め上がる。
■開放的なヒメシャラ林と、険しい天唐さん。 ■だんだんと極相林を描いてきた!
■稜線へ最後の登り。 ■快適な縦走路へ脱出。
■新百姓山山頂。
■山頂で小休止。綾吉さん、ふたすじさん、天唐さん
■ブナと ヒメシャラの見事な極相林。
■一同、自然林を楽しみながら下山です。お疲れ様でした。
■バンビがこちらを見てました。 ■林道沿いに オオキツネノカミソリが咲いている。
● Photo by Tenkara Keiyu ● Photo by Tenkara Keiyu
■前から気になっていた 支谷からヒメシャラの美林に詰めあがる事が出来て満足でした!
この支谷はyasuさんの言う通り台風の爪痕が深く酷く残っていた・・・予想以上の荒れ様でしたね。
支谷には魚影はあまり無いようでしたが本流には元気なヤマメ達が走りました。チビヤマメにしばし
遊ばれながら、帰途につきましょう♪ 皆さんお疲れ様でした。
■時 期 : 2006年7月17日
■地 図 : 見 立・ 木浦鉱山
■メンバー : ふたすじ、 天唐、 綾吉、 沢グルメ (敬称略)
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