(2001年9月15〜16日)
日之影川の源流には沢山の支谷が分かれていて、このおもち谷もその一つだ。源流部は新百姓山から
檜山、夏木山、五葉岳へと大きく四支谷に細分されている。今回はその中心部、夏木山へと向かう支谷に
入渓してみたが・・・思わぬアクシデントで中退!
杉ヶ越峠から見立て方面へ下り最初に出会う谷がおもち谷。対岸へと橋を渡る、暫くは川沿いの林道を
走るが、地形を見ながら二股出合になっている箇所を探し谷へ下降、支谷へ侵入した。赤みの差した
花崗岩質のような一枚岩の上を滑るように流れる水はが美しい。
■藪を掻き分けて谷へ下降する。 ■美しい釜よ持つ捻れ斜滝。この支谷を登ってみよう。
■満々と水を湛えた大釜を探る天唐さん。
■綺麗なナメが暫く続く・・・気持ちのいい遡行だ。
■美しい渓相だ。段々滝が続く。
■スラブ滝で出合う支谷。雨が降り出した。
■両岸ツルツルの花崗岩で雨に濡れて滑りやすい。水深も深くプチゴルジュの通過に
ちょいと手こずったが・・・見とれてしまいそうな風情のある渓相だ。
■谷はまた開けてきた!ゴーロが続く。
■沢の真ん中に立つ沢胡桃。二股の中洲だ。
■噴出し滝の通過点を探すF谷君。 ■天唐さん支谷を詰め巻く。
●● 滑落 !! ●●
■この滝を越えた所に、ちょっとしたゴルジュ滝が連続
していた。そこは左岸を上部を微妙にヘツっていたの
だが最後尾の私が狭いクラックを越えようとした時に、
自分のリュックが上部の岩に当たりバランスを崩して
しまった! よく覚えていないが≒8m強程、滝の中
に落ちたようだ。
水深は浅いので岩で腰を強打したが何とか起き上
がって上部を見た・・結構高い!自力では登れない
垂直に近い壁だ。先行の二人がザイルを降してくれる
、自由のあまり効かない足腰で何とか攀じ登って・・・
腰が痛い。うまく歩けないかもしれないな・・・時間も
遅いので近くでビバークしたい所だけど、適地があるか!
■滑落後テンバを探して移動する。心配そうに振り返るF谷君
■小さな空き地に取敢えず座り込む。
痛み止めの軟膏と、歯医者でもらった
強力な鎮痛剤を飲んで寝る・・
寝返りは打てないな・・・
〜〜 ●● 二日目・晴天 ●● 〜〜
■昨日とは打って変わって晴天だ!こんな所に寝てた
のか・・・痛み止めが効いて普通に歩けるようになった!
夏木山までいってみようか?皆に止められた。当然です。 ■F谷君も用心してね♪・・・って迷惑かけました。
■谷を少し下降し、林道が接近してそうな所から斜面を這い上がった。
信じられないくらいにピッタリと、林道の終点地点に出た!
自分でもビックリの読図だ・・・
■遠くに傾山を眺望しながら下山する。
■時 期 : 2001年9月15〜16日
■地 図 : 見 立・ 木浦鉱山
■メンバー : 天唐・F谷・沢グルメ
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