(2002年7月13〜14日)
日之影川上流に分かれるこの小河内谷の水は極めて美しい。特にの源流部の水の清冽さには目を見張るものがある。
水質の良い日之影川源流の各支谷の中でも綺麗な方だ。その核心部は花崗岩をすべるような流れが待っていた。
源流ヤマメの元気な姿に逢瀬叶うだろうか。
谷沿いに走る林道を辿ると、地図には無い作業道の様な道がついていた。暫く辿って適度な所から谷に降りてみよう。
■入渓地点の渓相。 ■水量は豊富だ。
■コンディションの良いヤマメ。
■谷の両岸の斜面、いたる所から岩清水が溢れ出ている。水量の豊かさは
このお陰か。枝沢も豊富そうだ。天唐さん大石を縫うように進む。
■これはご愛嬌のヤマメかな・・・放流も盛んなのか。 ■沢の両岸から溢れ出した水が集まって激流となる。
■真夏にもかかわらず水は冷たく、美味しい!爽やかな渓相だ。
■さて、出てきた思惑のヤマメはこれから上流だ。五ヶ瀬水系の源流部でしばしば
確認した事がある固体の特徴を備えている。背中部分に黒点が殆ど無く、申し訳無
さそうに並んでいるパーマークは極めて薄い。色素構成がその他のヤマメと何か
違うような印象がある。
■この固体はもっと顕著だ。黒点はおろか、パーマーク以外のものは何も
纏っていない。しかもそのパーマークも今にも消えそう。全体的にエナメル
コーティングでも施したかのような艶と、強いヌルが印象的だ。五ヶ瀬水系の
小さな枝沢等でよく確認した事のある特徴的なヤマメだが、なるほどこの谷も
言ってみれば「五ヶ瀬水系」だ。
■人家ほどありそうな大きな岩が谷を塞ぐ。
■谷は両岸迫り、スラブが発達してきて、規模の大きな連瀑帯となってきた!
この谷の核心部はこれから先のようだが・・・今日は道草をくいすぎたかな。
時間も押してきたので、ここらあたりで切り上げ。これから上流は次回の
お愉しみか。
●沢沿いの広場にフライシートを張らせてもらう。
今日は特徴的なヤマメにも出遭えて、また一つ
課題をもらったみたいだ。この界隈に谷にも足繁く
通ってみたいものです。
■再来を誓い谷を後にする・・・・再会♪
■時 期 : 2002年7月13〜14日
■地 図 : 大 菅
■メンバー : 天唐・ 沢グルメ
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