(2007. 08-11)
● ・・・ 登り |
■ ・・・ 下り |
五ヶ瀬川支流の岩戸川は仲野内集落付近の登尾に架かる 本谷橋が起点となり、その本谷橋から上流は山裏川と呼ぶようだ。現場の橋にはっきり
記されているので間違いはないだろう。一般的な登山地図には、この本谷橋から上流・・本谷山山頂へ向かっている谷をカサマツ谷と呼び、本谷橋から
左に入っている支谷をニエコミ谷と呼ぶようだ。ニエコミ谷の出合いは水量も少なく谷も小さい為に、中々遡行意欲の湧く雰囲気では無いが、地図では
そこそこの流域面積を持つ谷であるのは確かで、尾平越と本谷山の中間地点に突き上げている。 さてさてここは地図を信じて出合いからいきなり水も
涸れ涸れになっているこの小さな谷を遡ってみよう! 何か良い物ありますよ・・・きっとね♪
■本谷橋からカサマツ谷を見る水量豊かで水も綺麗!水もチョロチョロのミエコミ谷に進入し恒例儀式お神酒を上げる。少し遡行しただけで水が涸れてしまった・・・^^;
■すぐに現れたF1≒20m強。中央部分のバンドまでは楽に登れそうだが中盤以降、高度が増してきた辺りが核心か!
■ここから上はザイルを出す。湿った岩は滑りそうに見えるがしっかり食いつく! ■4〜5m登った所でハーケンを打った。角度、深さ共に良好、残置する。
■あまり登られて居ないようで、かなり大きなガバ岩が浮いている・左側水心辺りが登り易いが浮石がイヤラシイ・・右壁をそっと登る。余裕でフォローする綾吉さん☆
■特に浮石、剥れ岩等の危険性が認められる場合、ビレイヤーは落石に細心の注意を払い登攀者の真下に居ないように、且つ安全に確保出来る場所に構えるよう
留意する。マイナーな谷では特に要注意かな・・・
■続く F2も殆ど涸滝・・ちょっとハング気味だがフリクションは良く効き、細かいホールドが多いので大丈夫! 天唐さん登ります!
■水が少ない理由は、F2の上部で取水堰が有ったためだった!これから上部は水量も豊かになり、遡行も楽しい区間が続く!天唐さんシャワー♪
■この谷の水は本当に綺麗で美味しい♪ ■暫くはゴーロ帯を進む。
■小滝は積極的に水心を行く 綾吉さん★
■感じの良い渓を淡々と遡る ■くの字型に曲がって落ちる斜滝を抜けると・・・!!!
■何と!落差20m位で、極端に狭くなったルンゼ状の真横から滝が落ちてくる!壮観な風景だ! 取り付きはチムニーで登るが水圧に耐えれるか!
■天唐渓遊さんも果敢にルンゼを攀じりますが、水圧が凄い!
■水圧から開放され、滝上部からの風景・・・滝の下を潜り抜けるのだ。 ■水流にもまれる綾吉さん。
■水流から抜け出しルンゼを直登する。フリクションはよく効く岩質だが・・この極端に狭いルンゼを通り抜けれるでしょうか?・・綾吉さん♪
■続いては長い斜滝・・気持ちよく遡行♪ ■ナメも現れる・・・ホッと一息つける瞬間。
■スダレ状の滝はどこでも自由に登りましょう。
■シャワーを楽しむ綾吉さん・・・小滝を抜けると・・・・! ■前方に滝が見えます!
■落差≒15mの滝は順層で手がかり豊富、 シャワーで抜けましょう! ■中央から突破の天唐渓遊さん♪
■この区間 小滝とゴーロの連続帯になるがすべて中央から登れる! ■微妙に登る綾吉さん。
■原生林の緑が眩しい! 気持ちの良い区間だ。 ■ちょっとした滝だが一歩目が難しい・ボルダーが上手ければね♪結局スカイフック使って乗越し
■綾吉さんはボルダーで越えてもらいましょう・・・^^;
■流れは源流の様相になってくると古い林道に飛び出した!縦走路まではまだあるがここで遡行終了、下降する尾根に向かう。(少し広いカーブの所から下降)
■尾根の取り付きは原生林で樹間の広い気持ちの良い林だ!ブナ、ミズナラ、ツガなどがゆったりと茂る尾根を軽やかに下る。
■ほど無くして手入れの行き届いた植林帯に変わる。
■途中、伐採地の展望の良い所に出る。高千穂の集落を俯瞰。 ■最後は見事な杉林の急斜面を急降下!
■急降下しばらくで、集落の林道に脱出!この藪下降は思いのほか快適な森歩きでした。
ニエコミ谷は、入渓直後の涸れ涸れの小沢からは想像出来ないほど、快適な渓でした。
小振りではあるが、ピリリと変化の効いた沢・・・何より水が綺麗なのが嬉しいですね★
祖母・傾馬蹄形の内側の谷はもうだいぶ登り込まれているが、馬蹄形の外側・・特に南斜面
にはまだまだ隠れた秀逸な渓が潜んでいそうですよ・・・今回も源流域でのちょっとした偵察で、
また一つ 次回のお楽しみが増えました♪ 皆さんお疲れ様でしたー★
今度はどんな谷の表情が見れますかね♪
■時 期 : 2007年 8月11日
■地 図 : 見 立
■メンバー : 天唐渓遊、 綾吉、 沢グルメ (敬称略)
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