樅木本谷源流・マタロク谷
           
                                (2002年4月6〜7日)

  まだ冬枯れの様相の残る春先の樅木本谷へ訪れてみた。夏の盛りには深い緑が黒々と茂るこの辺りだが、新緑の 
 季節にはあと少しのようだ。清流川辺川の最源流はこのマタロク谷とヒガエリ谷である。脊梁山地の奥深くになだらか
 に流れるこの谷へ降りてみよう。


  4月の初め・・この日はまだ肌寒い朝だったが、谷を歩けば気も紛れるどろうと思い、五勇林道をひたすら歩いていた。
 ちょっと雲行きが怪しかったが・・・大丈夫だろうと川に降りて少したった所で、雨が振り出した・・!”寒い”・膝から下が
 水に浸かっている状態で、この時期の雨は冷たい・・・ 堪らず雨宿り場所を探す。

■これが奥の方の国見岳登山口だ。今はこの登山口は
 あまり使われていないかな。                       ■天唐さん振ってみる。
       

 ■しばらく登ってみよう。                       
      
                                         ■昔からよく通われた ヤマメ釣りの渓だ。


 ■各所に良い流れが点在する。                     ■カワイイ山女だ。
       

       ■定期放流も盛んなのだろうか、魚影は濃い。
       


■ヒガエリ谷出合の滝。







 ■マタロク谷は右に曲がり、ヒガエリ谷
  が滝で出合う。雨が強く気温も
  下がってきた。



 〜〜この頃から雨脚が強くなり、水に濡れた手足がかじかんできた。堪らず雨宿り地を探し しばし雨の止むのを
     待つが・・・ 雨は強くなるいっぽうだ。 ちょっと早いが タープを張って避難だ! 〜〜



 



 ■河原に避難してタープを張った。
 止むまで待とう・・しかし雨は一行に止む
 気配が無い。昼飯を食べてウトウト眠って
 しまったが、起きて見てビックリ!!
 テンバの周りが川の流れになっている! 
 水没寸前の所を、テンバの周りに溝を掘り
 水を逃がす作戦に出た。思いの他この作戦
 は功を奏し、水嵩の増した流れはその堀に
 沿って川下の方へ流れていった。
 今日はこれで行動終了だな。 
 雨脚が強くなれば 又 流れを変えよう。


 〜〜● 二日目 曇りのち晴れ ●〜〜


 ■冬枯れの源流部                           ■何かゴーストタウンのようだ。
     



  





 ■源流の大木の根元に佇む天唐さん。
  ここは魚影はイマイチですね・・・


 ■両岸の傾斜が少し緩んでくると、もうこの沢も源流に近い。
  ここで何が起きたのだろうか!と言う感じの荒れ方です。
  近年の大型台風の影響でしょうか。                  ■ボキボキ折れた風倒木が谷を塞ぐ。 
        


 

 




 ■マタロク谷の第2支谷合流点にとても
 感じの良いテンバ候補地があった! 
 あまりの感じの良さに思わずここで、
 歯を磨いた★
 それからこの広場を『歯磨きの台地』と
 呼ばれるようになった・・・。 と、
 古事記は伝えている。
 ←ウソ。



 

 

 ■適度に沢と戯れて下山する事にした。
  やっぱり 少し寒かったですね。








  

   



   ●●この数年後 天唐さんは リベンジで国見岳までの遡行に行かれました! その時のレポートです●●
                 ↓        ↓        ↓        ↓
        <マタロク谷〜 国見岳遡行記録 By 天唐渓遊>
 




                                      































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