草ヶ谷ダム・バックウォーター 〜 頭巾山
                                           2008年9月7日     ・・・ 古道 『だごしゃん道』 を辿る。

 ■昨年冬に歩いた三郡山〜宝満山の縦走路で 頭巾山付近の西斜面に広くゆったりと広がった谷の源流・・・原生林の茂る沢詰め斜面を見てとても気になっていた。
  後日地図で調べると、河原谷(難所ヶ滝)の隣にある谷で 草ヶ谷ダムのバックウォーターの谷のようだ。沢詰めの風景が気になっていていつか訪ねてみようと
  思っていたのだが、今回 ようやくそのチャンスが巡ってきたようだ!
  最近あまりやっていないボッカ訓練も兼ねて沢ボッカを決め込むのに丁度手頃かな?前日は夜半からかなりの雨が降っていたが朝は雨も上がって天候回復傾向!
  念願の谷を覗いてみましょう♪

  昨日は チームさんらくのミッチー&天唐渓遊さんが 宝満山 ⇔ 若杉山の往復トレールランニング訓練をしたようだ。往復走行距離31Kmを 大休止入れて
  7時
ちょいでの走破でした!10月の行われ脊梁トレイルランレースに向けて仕上がりも上々の様子! 誠に大慶であります◎ 私も感化されて昨日19Km
  ランニングを
行いましたが・・・太ももパンパンでした・・^^; 因みに脊梁トレイルランには、チームさんらくから3名のエントリー、天唐渓遊、ミッチー、とれとTETUちゃん! 
  皆
頑張ってねー! さて本日は ボッカ沢との位置づけで 草ヶ谷ダムバックウォーターから頭巾山〜三郡山を目指す。綾吉っちゃんの荷物はそこそこ重そう・・
  私は10Kg以下かな・
^^;   劇的な軽量化を目指すからにはこれくらいで大丈夫でしょう・・・だぶん^^; 

■昭和の森駐車場から、草ヶ谷ダムへの道を辿り、バックウォーターの小さな谷に侵入する。 植林帯の中、境界調査のような杭も 谷の中に打ってある・・ふ。

■考えたらボッカ訓練する時にはこの山系に来る事が多いなぁ〜・と思いつつ早速入渓! どんな表情を見せてくれるか楽しみであります!入渓直後は 堰堤の連続と藪と、
  風倒木の多い 味気ない谷・・淡々と遡行する事
 ≒ 1時間の辛抱で 谷は少し開けてくる。



■味気ない遡行1時間後くらいに出てきた釜は 『綺麗な水を湛える大釜』・・・に見えた。 これから先も薮ったり開けたりを繰り返す谷の遡行が続いたが・・・
 



        ■標高500m前後付近に現れた 綺麗なナメ滝! 中間の釜は小ぶりだが深い・・背が届きません。 風呂釜に入る様相の 綾吉さん♪
 
 ■いやいや 綺麗な滝でした。
 



           ■それから先も薮が出てきたり開けたりでしたが、だんだんと核心部に近づいて来て・・・  谷は開放的な渓相になってきた!
 



■そしてまずはトイ状の綺麗な斜滝。 軽快に登る女将さん。                   ■ここら辺から花崗岩の色が鮮やかに!
 




  

 ■珍しい赤く染まる花崗岩!美しい☆ Beautiful ♪

 なんでこんな色になるのかは不明だけど、背振
界隈の小さな谷でも 
 一度ピンクの花崗岩帯を見た事がある。


 水流のある所のみが朱色に染まるので 流れに何かが含まれているのか?
 流れが岩の表面を穿って下地が出てきたのか・? 何でしょう♪ 

 ご存知の方ご教示お願いします。



                      ■これから先は概ね開けた開放的な谷になる。 軽快に遡行に耽ることが出来る心地よい谷だ。
 
 ■大岩の詰まる谷。
 






 ■沢の中盤、左手にクライミングが出来そうな大規模な岩場が見えて
  来た辺りに こんな標識が・・・ だごしゃん道。
  付近を見渡しても 明らかな登山道らしき物は無し・・そう言えば、この谷
  の両岸には 微妙な 踏み跡 ら・し・き・物はありましたが、これらのどれかが
  かつての だごしゃん道だったのでしょうか。
   
  詳細は不明・・・ しかしながらここらの尾根筋、谷筋に詳しい方々がいらっしゃる
  のでしょうね〜。

  ユニークなネーミングの古道でありました。



■上の二股。 右股の先に滝が見える。その先にも滝が見えていた。        ■頭巾山に向かう左股に架かる滝。中央突破の綾吉さん。
 



■こんな所に隠れてたか!この谷一番の大滝。1ピッチ目の登攀。手掛り豊富でサクサク登れる。  ■2ピッチ目リードの綾吉。 水流にスタンスも豊富。
 ある程度の荷物を背負っての登りは、長丁場での沢登り実践に即した練習だ。
 



■続いて3ピッチ目綾吉。 区切り方にもよるが ≒7mx 3ピッチ+α だったので 21m強の滝かな。  ■滝の上も開けている。 気持ちの良い区間。
 




       ■この風景が見たかった。サワグルミ、ブナも出てくる 原生林広がる最源流域! 開放的だ◎
       



■原生林広がる源頭粋を淡々と詰め上がると・・・                    ■やがて水は涸れ、正面に稜線らしき空が見えてきた所で、左手のガレ場を詰めあがる。
 



■見事、頭巾山山頂に飛び出した!お疲れさまでした。 三郡への縦走路を辿ること15分そこそこで 三郡山山頂に到着。 小休止の後 下山

■念願の 頭巾山へ向かう谷は 想像以上に楽しめる 爽やかな谷でした。 入渓直後の薮沢、 堰堤区間を 黙って辛抱すれば先は開けてくる、まさに
 人生の縮図のような小谷でした。 最源流域の風情は予想通りの広く明い原生林の茂るよい詰めです。頭巾山・三郡山に静かに登りたいなぁ・・・そんな諸兄姉
 には宜しいかもしれませんよ♪ それではまた 魅せられた渓で会いましょう♪    次はもう少し標高上げようかね☆





●ホトトギス                            ●桃色花崗岩                           ●ままこな








■時  期  :  2008年 9月 7日
■地  図  :  大 宰 府
■メンバー :  綾吉、 沢グルメ











                                                         




















































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