
(2001年7月20〜22日)
耳川の源流は椎葉村地区を縦横無尽に張りめぐり、尾前渓谷の美しさをも創り出している。霧立越山地の東側
斜面に流れ出す清水を集めて出来た流れが耳川源流の尾前渓谷、西側斜面から流れ出る渓谷がもう一つの
耳川源流、十根川源流の木浦谷である。ひえつき節の木霊する一昔前の街道要道目指して谷に入るか・・・。
実はこの日最初に向かった先は、五家荘の福根谷であったが、連休の初日でもあり先行者がいた。
ゆっくり追いつくのも良いが先方さんも落ち着いて谷に集中出来まい・・・と思い、急遽向け先変更!
椎葉越し街道を走りに走りこの木浦谷に向かった。時間も昼過ぎだいぶ遅くなってしまったが、前泊の
つもりでひとまず谷へ侵入、初日はテンバを求めるのみの行動時間となった。本格遡行は明日からだ。
■木浦谷出合付近。 ■噴出しの滝だ!

■慈悲深い沢の流れと、けわしい天唐さん。 ■いい渓相だ。


■この日はすぐに暗くなってテンバ適地も
運よく出 てきた。しかし、今日は車での長い
移動時間だった・・・軽く飲んで早々に就寝だ。
この沢の流れはとても慈悲深さを感じる温もり
がある!(もちろん水は冷たいが・・・)
〜〜●● 二日目晴れ時々曇り、後大雨 ●● 〜〜
■中流域の渓相。
■この上下の画像がおそらく九州の原種に近い「マダラ」
であると思われる。パーマークは極めて円形に近く、
丸型の飛び班が腹の裏側までビッチリ着いている。
■朝型は陽射しも差込み、気持ちのいい遡行が出来た。

■核心部のゴルジュ連瀑帯! 
■連瀑帯に立つ天唐さん。

■中は薄暗い・・冷気に満ちている

■狭い所を狙ってみるが・・・
■先は開けそうだ!
■ここから更に支谷に入る。

■支谷には大石が詰まっている。


■この頃まで晴れていたのだが、食事
小休止の後次第に雲行きが怪しく
なってきた。


■雨足は次第に強くなり、沢詰めの
斜面を攀じ登る頃には本降りとなって
きた。めげずに登るF谷君。
稜線まであと一息だ!

■少々のヤブコギで霧立越の
縦走路に出た。土砂降りだ・・
とりあえず白岩山方面に歩こう!
■ブナ林の綺麗な霧立越縦走路
■霧立越の笹波を行く羽峡さん。

■ブナ茂る縦走路に立つ天唐さん。

■馬つなぎ場でタープを貼らせて頂いた。 ■テンバの前に咲いているツチアケビ。

〜〜馬つなぎ場の前に着いたのが16:30ぐらい、下山したとして車がある場所は 国見峠の向こう側・・・
椎葉村の木浦橋の所にある・・・回収する方法を考えなければ! とにかく今日はここで一泊だ。
沢に親しんでいたせいか稜線に上がるのに、水をあまり汲んでいない! 沢ではいつも目の前に水が
あるからなぁ・・・しまった。タープに降り注いだ雨が 所々に出来たクボミに溜まる・・それをシェラカップ
ですくい水を貯めて飲料水にするが んんん〜・・実に茶色く埃っぽい味だ。夜になると1m先が見えない
くらい深い霧に包まれた・・・風も無く霧にすっぽり覆われた馬つなぎ場は、実に幻想的な情緒を醸し出し
ている。まさに霧立越の風情を味わった気がした。〜〜
〜〜 ●● 3日目 快晴! ●● 〜〜
■3日目朝は昨日とはうって変わって日本晴れだ!
■一晩お世話になりました!とても心地よい
馬つなぎ場の広場でした。

■水呑みの頭の水は冷たくて美味い!!! ■向霧立山地の山々が展望できる。

■白岩山山頂に立つ F谷君。

■小鬼百合が山頂に咲いていた。
■目の前の谷は、尾前渓谷の源流の一つだ。

〜〜白岩岩峰山頂直下から真下(東側斜面)をヤブコギで降りた。中々の急斜面は転がりながらの下降であるが
白岩林道に出るには一番早い。もっとも降り口を間違えると 林道に出る瞬間が崖になっている所が結構ある
ので注意が必要だ。
さて、ここからが問題! ここは国見峠の五ヶ瀬町側に下山しているが、車をデポしたのは、
反対側の椎葉村方面だ☆ どうやって回収するかについて昨夜議論した結果、山岳マラソンの
猛者”天唐渓遊さんが峠を走って車を回収に行く事になった♪♪直線距離にして10Kmぐらい?
峠であるためアップダウン、高低差がある。しかしそこは鉄人「天唐」さん!白岩林道に出たら
70Lのザックを背負ったまま走り、国見峠にザックを卸し、後は空荷で走り出す。さすがだ♪
峠を越えて下りにあった所で、バイクに乗せてもらったようだが、あの風貌で、登山靴のまま峠を
黙々と走る天唐さんが、親切なライダーの目にどう映ったのか・!?考えると愉快であると同時に
実に勇気のある青年ライダーである。
■かくして無事に車を回収できた我々は、霧立越の峰々とブナの原生林を心に深く刻み込んで
帰路についた。
■時 期 : 2001年7月20〜22日
■地 図 : 胡摩山 ・ 国見岳
■メンバー : 羽峡・天唐・F谷・沢グルメ
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