
(2006年11月22〜23日)
初冬の富士山の風景・・・山頂に雪をかぶり裾野を長く引く姿は、はやり日本の象徴だろうか。国内にあってはこれより
高い所は存在しない。夏場のシーズン中は、登山道が渋滞するほどの人気を集めるようだが、今は人影も極めて少ない。
山小屋の閉まった後、登山者が消えた雪の富士に是非登ってみたい・と思っていたのだが、思いがけずそのチャンスが
巡ってきた!百戦錬磨の兵と呼ぶにふさわしい登山家と共に山頂を目指す事が叶ったのである。この時期ここに来る
登山者は少なからず何かの思惑を抱えているのか・・冬山訓練合宿なのか・・。日本でこれより高い所は無い。その頂上に
立たなければ得られない変化を体験し、どんな事を予測するのだろうか。富士はただただそこに起立するのみである。
■富士宮口新五合目からスタート。標高2400m ■すでに取り付き点は雲の上であった。
■青空と雲海が眩しい!この辺りはまだ日差しが心地よい。

■6合目を過ぎる頃から雪もしっかり付いてくる。 ■空中遊泳を楽しむT木さんと A澤さん。

■稀代の登山家・リーダーK保さん。 ■7合目 3010m地点。

■8合目を目指すK保さん、A澤さん。 ■8合目小屋へ

■踏ん張る綾吉さん・・・私より重い荷を背負いしかもペースも早い・高度には滅法強いようだ。 恐るべし。

■9合目が近くなると更に雪面はしっかりしてくる。

■9合目へ ステップを切りながらの前進・・・3300mを超えるとかなり苦しくなってっきた。

●残念ながら、私のカメラはこの3400mを超えた辺りから 低温障害で作動しなくなった。 バッテリーも完全に
消耗し起動不能になる。 気温はー10℃以下だろうか、風も中々強く感じられたが、富士山の強風とはまだまだ
こんな物ではないようだ。この後 すぐにアイゼンを装着し雪面を登るのだか・・・キツイ! アイゼンが重い・・・。
下を向くとめまいがするし、やたらとあくびが出てくる・ちょっと高度障害が出てるのか・寝不足か?体力不足か・?
しかしながら 綾吉さんはペースも落ちないで涼しい顔で登っているが、いったいどうなってんだ!?
9合目を超えてからも更に1時間以上かけてようやく山頂へ到着。しかし 寒い!

■本日の山行の重きは行程にあらず。いかに高い所に少しでも
長い時間高い所に滞在する事にある。さっそくテント設営しピッケル
とスノーアングルで冬用外張りを固定する。テントに潜ればそこは
天国!今までの辛さも吹き飛ぶと言うものだ。しかしながら今日の
前進は痺れた・・ここ最近ヤワな登山ばかりしてたからなぁ〜・・・
久しぶりのボッカで、この高度ではちょっと・・一方の綾吉さんは
ここが3700m地点である事を思わせない程 元気いっぱい♪
アルコールも食欲も平地と変わらないのである。 鉄の胃袋だとは
聞いていたが、心肺能力もハガネのようだね。テントの中の
火器で暖を取り、ささやかで愉しい晩餐の始まりだ!
そう言えば誰かが言ってたなぁ・・高度障害はビールで治ると・・。
そうだ、彼だ、あの男だ。自称『高度に弱い男』だ。
・テント内、体温で温まったカメラが ようやく息を吹き返した・・・★
●今日は稀代の登山家達との山行に同行出来、話も聞けたとても深い登山となりました。常に中長期的目標を設定し
それに向かって経験を重ね、訓練をし、適化して行く・・・この一端を側で見る事が出来た自分の方も何か興奮してくる。
今日ここにおられる K保さん達の山岳会は2年前にマッキンリーに遠征、見事登頂を果たした。しかも自分達の
力だけで成し遂げたのだから素晴らしい。今日この方々との富士山登山に参加出来たことで、とても深いストロークを
もらったのだ。 そして目指すべきアルパインスタイルがうっすらと見えてきたような気がした。
■2日目朝は無風!昨日より気温も高くなっている。 ■山頂広場で富士山にお別れ・・・また来るよ♪

■山頂鳥居をくぐり下山・・下りは早そうだ。 ■綾吉さん ・・・・ 降参です m(_ _)m

●「まるでアメ車のようだ」・・・との声もあった綾吉さん。
燃費は悪いが トルクが強いと言う事でしょうかぁ・・・
■昨日より少し固くなっていた雪面にアイゼンが効く!

■下りは快適♪ ぐんぐん下る。

■今年初の雪道、存分に愉しみました!お疲れ様でした。

●山頂から2時間ちょいで5合目駐車場まで帰着した。全員無事下山でお疲れ様でした。
●今回の山行では大変お世話になった”『北九州山岳同好会『嵐』”の皆さん、本当にありがとうございました。
皆様方の果て無きご発展と目的完遂の瞬間!心から、心底 心からからご祈念申し上げます!

●● 初冬の富士山 (富士宮口) ●●
■時 期 : 2006年11月22〜23日
■地 図 : 富士山登山図
■メンバー : K保、 A澤、 T木、 綾吉、 沢グルメ (敬称略)
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