耳川支流・荒淵谷
           
                                (2002年6月22〜23日)

 椎葉の中心地を貫きながら流れる清流”耳川”。大型の椎葉日向湖ダムの界隈にも数々の支谷を抱えている。岩屋戸
の集落から笹の峠ピークに向かって突き上げている谷が、この”荒淵谷”である。名は体をあらわす・の教え通りゴウゴウと
激流の沸き上がる 「淵」や 「釜」の多いこの谷は、なにか得体の知れない「主」でも棲んでいそうだ。


 下松尾の集落の近くで、一箇所谷を横切る地点がありそこからの入渓になる。 谷は上流部で二股に分かれる。左股は
直接「笹の峠ピーク」に向かっており、右股は笹の峠より高い、西側の尾根に派生する 1344mのピークに向かっている。
今回は右股を源流部まで詰めてみよう。



■入渓地点の渓相。                            ■小滝の連続する区間を行く、天唐さん。
      


 







 ■中々存在感のあるヤマメだ。パーマークの形、
 腹側の飛び斑の様子等から、マダラの特徴を
 感じさせるが、顔つき、体つき・・・が
 目つきも。

                             ■上のヤマメはこの淵の左側奥の岩沿いの所に居付いていた。
                             


 
■下流部は淵と 滝の連続する区間であった。






  ■側線沿いに赤い線が走る固体が多い。
  


■谷は広く開ける区間もある。                          ■大石の詰まる谷。
      
 



 






 ■極端に狭まった大石から水が噴出す。



■これも側線添いに赤いラインが目立つ。
   


      ■くの字滝
      
 




■核心部のゴルジュ連瀑帯!                     ■大石の間を流れが穿つ。
    



     ■人家程もあろう大きな石が沢を覆い辺りは暗い。
    


 
 
■いつもの如く、沢沿いにフライシートを張らせて
 もらう。荒淵谷の神に許しを乞うて、今宵一晩 
 お世話になろう。水流豊かなこの谷の渓魚達
 いつまでも元気で走る事が出来るのを祈りながら。


   





                       〜〜 ●● 2日目・晴れ ●● 〜〜
    



■2日目朝、脱出点までの遡行する羽峡さん。 


     ■沢の水はまだ豊かだ。
    



 ■傾斜は緩くなり、源流の様相になってきた。 
    ■これも側線沿いに赤みが走る、食べ物のせいかな。
     



                           ■谷沿いで出逢った植物達■

      ●ツチアケビ                   ●リョウブの新緑                 ●オカトラノオ



 





 ■地図で見当をつけ、林道めがけて這い上がる。
  帰路はこの導水ホースが下山を導いてくれた。
  途中分かり難い箇所が2〜3箇所あるが、
  何とか下松尾の集落へ帰着。
 





■時  期  :  2002年6月22〜23日
■地  図  :  上椎葉・ 清水岳
■メンバー  :  羽峡・ 天唐・ 沢グルメ




                                         







inserted by FC2 system