背振山・北西尾根        〜紅葉・背振の薮に浸る〜               (2008年11月2日)

■福岡市民憩いの山、背振山 ・・・ 山頂一帯は航空自衛隊のレーダードーム郡に占拠され 全く持って赴きに欠ける山であるが、その山頂付近に広がる原生林は
見事な佇まいを見せている。特に蛤岳から背振の間に設けられた”木道エリア”の原生林が紅葉すると圧巻である。 この標高800〜900mの間に広がる原生林は
背振山の醍醐味だと言ってもいい。 かくのごとく人気の多い背振ではあるが、背振ダムから自衛隊道を通って山頂駐車場に着くちょっと手前・・福岡ドーム側が広く
展望できる広場に立つと 右手前方に何やら興味をそそる尾根が走っている。 以前から気になっていた尾根だが良く地形図を見てみると 背振山周辺の中では
中々人気の少なそうなエリアである。 秋のひと時 慣れ親しんだ県民の森で何か良い再発見にでも恵まれたいね〜♪



■椎原から車谷登山口近くの舗装路に車を停め、左手に暫し歩くと右側に枝道がある。これを拾った支谷の辺りから植林帯に突入する。

■植林帯に突入してから暫くは、胸突き八丁の急斜面を上に上に向かって詰めあがる。程なくして林道に出るが横切って更に直上する・・汗が噴出す♪




  

 ■林道を横切ってさらに植林帯を詰め上がる事≒1時間半・・・
  所々に作業道を見ながら進むと、前方が大きく開ける様子がわかる。 
  そこは大規模な伐採地だった! この伐採地までが全て植林帯で、
  これから先が原生林となる。
  人間の罪業のよな風景だが、でもそのお陰で展望は広がった。

  『粋な計らい』・・・が行政にもあるならば、せっかく杉・桧の類を
  伐ってしまったのなら、その後は自然の力に委ねるのも一案かもよ♪



    ■正面に背振山から唐人の舞にかけての稜線が一望できる! これは絶景だ◎
   
   ●背振山付近に通る福岡県側からの登山道はその殆どが沢筋に付けられている。車谷〜矢筈峠も沢沿いだし、椎原峠ルートも、鬼ヶ鼻直登ルートも沢沿い、
     もちろん小爪峠ルートもだ。その先の山田〜西山ルートは尾根筋だが全て樹林帯で背振側の展望無し。マイナーな板屋峠登山道も同じく樹林帯である。
     と言うことは、この位置から背振山の稜線が展望できる場所は極めて貴重である事になる。いつまで拝めるか解らないが しっかり目に焼き付けておこう。



■原生林帯に入ると、そこは快適な林が広がっていた!ワサビやらキノコも豊富でチラホラ紅葉が覗き出したのだ。 この尾根を期待していた。



■林の中にはリョウブの大木がアチコチに立っている。 紅葉も目立ち始める。しばし時を忘れて 原生林を彷徨うのだけど・・本当に迷いたいくらい彷徨いたいねー♪





   ■笹の海が広がる中にブナや樫が乱立する風景・・・背振〜金山を代表する景色だと思う。 
   



■ブナの大木にかぶりつく綾●さん。 人には危害は与えませんのでご安心を♪     ■かしまし娘のお三方♪ ふたすじ、 ミカン、 綾吉☆
  
(※注)- 最近 燃費が悪いやら、アメ車やら、食べ過ぎやら、満腹食堂の女将さん等と
叱咤激励されるので、「お腹がすいた・・」とは中々正直に言わなくなったが、その代わり
とても解りやすい行動をとるようになった。山で見かけた時は食物を与えて差し支えありません♪



■天唐渓遊も見入る紅葉。                                       ■これは気持ちの良い場所だ!ブナの大木の周りでしばしティータイム☆
  

         ●程なくして板屋峠登山道に抜け、自衛隊道路に出た。 よし、背振北西尾根、一本取ったぞ!♪・・・こう言うのはとても嬉しい◎(祝)



■背振駐車場を経て、白い砂の広場で休憩。この場所を 「新背振山頂」 としたいなぁ〜と思います。 小休止の後、椎原峠〜鬼ヶ鼻岩まで縦走、直下コースを下山。



■鬼ヶ鼻岩頂上からの展望・・・ 魅惑の原生林!


 ■ 背振北西尾根無事完登! 皆さんお疲れ様でしたー☆ 
  取り付きは急斜でしたが、背振山系紅葉の時期、気になっていた
  尾根を淡々と登れてとても良い 山行となりました。
  頂上直下から眺めていた尾根は想像通り 中々温かみのある
  藪稜線でしたね〜。 やっぱこの山系は見所いっぱいの原生林です。 
  それではまた 哲学の道・・薮の道でお会いしましょう♪






■時  期  :  2008年11月 2日
■地  図  :  背 振 山
■メンバー :   天唐渓遊、 ふたすじ、 ミカン、 綾吉、 沢グルメ






                                                          
 






































inserted by FC2 system