金山沢〜西山  ・・・西山北尾根下降        (2008年8月24日)

    


    ■地元福岡の名山 脊振山山系。金山までの稜線には南北からいくつもの谷が突き上げているが、最もポピュラーなのがこの金山沢。沢登りのゲレンデとして
     
九州の沢屋さんには広く親しまれている。 私も大好きな金山〜西山界隈の斜面に向かうこの谷ではあるが、金山沢から西山へま未だ抜けた事がなかった。
      それなら急遽行ってみましょう♪ 今日のラインナップは つい先日マッターホルン&モンブランの登頂に成功した大分のYUMさん、地元の福山隊長、天唐渓遊さん、
      チャーさん、ミッチーさん、綾吉っちゃん、と私の7名。 地元の谷に敬意を表して登らせてもらいましょう!


■坊主が滝のすぐ上から入渓〜 昨日までの雨でいつもより水量が多め・・!? これくらいが楽しいかな♪ 泳いで水心をよじ登るが・・ズルズルどぼん♪
 

 ■水が気持ち良い♪
 



■YUMさん シャワークライム一発!                             ■河童隊長は 常に泳ぎの先頭! 奥には金山の住民 ターチャーん。
  

 ■みっちぃ@レイバックもシャワー◎
 




■いつもより多めの水流で面白い滝に! 水流の中心からちょい左を登る。 カムに残置ハーケンを使って リードクライミングの練習! みっちぃリード取り付き!
 
 ■ターチャーんもリードで抜けました。
 



●マスターテープでのリード & ビレイ。
 ■我らチームが推奨する 特大スリングテープ 肩がらみビレイの図。
 これらの事例については、その所属会のポリシーに深く関与するのであくまで
 参考程度と聞き流して欲しい。  仮称 : マスターテープ。

 例えば、支点工作する際、2点で取るか3点目を考えるか、しっかしとした支点
 1箇所に腐心するか・・・あるビレイの時点で使用するカラビナを安全環付きに
 徹底するか、スピード&スムース重視で切り抜けるか・・もちろん現場にあっては
 その場のケースバイケースなので、一概にどれが正しいとは言いにくい面もある。
 やはりその所属会の伝統、首脳陣のポリシーが強く反映するのではないだろうか。

 2.5cm幅の特大テープスリングを、脇から通してしっかりと肩がらみでビレイした
 時の摩擦係数は、非常に高い。ゲレンデでのテストでも検証してみたがある場面
 ではザイルよりも有効だと思う。テープの長さはこれまで色々と試行錯誤してみたが
 結局7.5m前後最も取り回しし易く、効率的だと感じます。この写真でもちょっとした
 小滝だけども落ちればかなり痛い目に遭う事間違いない。グズグズの残置ハーケンに
 信用置けず、小カムを一個追加してのリードクライミングだがスリングでしっかり確保
 していれば、登る人間の安心感はかなり違うはずだ。 この長さにも微妙だが、要は
 これより長いスリングが必要な登攀を迫られる場合は 迷わずザイルを出す・・
 と言う規定が大切だと思う。 このスリングの活用範囲は広く、微妙なトラバースの
 自己確保から、セカンド以降の通過を助ける事もスムーズだし、偵察の為のちょとした
 下降、簡単な泳ぎの手助けスリングにも利用できる。1パーティーに2本あれば活用
 出来る世界が広がる。しかしながら常に肝に銘じておきたいのは過信は禁物・・
 と言う事だ。 あくまでも 我々のチーム内の考えである。




■シャワー一発! 綾吉関も頑張る!                              ■F山隊長続く直瀑を登攀!
 
 ■脱臼天ちゃんは今日がリハビリ沢の一発目。
 



■感じの良い渓には 所々に小滝を架ける。 気持ちの良い遡行だ。             ■いいね〜♪
 



■右手の沢を詰めると金山方面へ。 今回は左股から西山を目指す。 しばらく本流を詰めて左手に入る支谷を詰め上がると大したヤブコギも無く縦走路へ脱出!
 

 ● 西山山頂分岐に到着! 皆さんお疲れ様でした。 一日コンパクトに楽しむにはちょうど手ごろな沢でしたね! 西山の山頂も踏めて満足であります。
   さて下山は 西山山頂から北へ続く踏み分けを拾って 坊主滝方面へ下山する計画。 おそらく踏みわけが続いているでしょう。 
   とりあえずの目標は 高圧鉄塔が頭上を横切る地点・・・ その辺りから左手・・金山沢方向へトラバースしましょう!


■西山から北へ進むと植林帯に出る。福岡市内の展望が広がった。 植林帯と自然林の境目についている踏み跡を辿って高圧鉄塔の地点へ。
 

●高圧鉄塔が見えてきた辺りから左手に踏み分けが続いていた。 黒のプラスティック製の階段もある。これは九州電力さんが鉄塔保守ように整備した道である証。
 この鉄塔を忠実に辿っていくと コンクリート舗装のへ飛び出す。 左手にしばらく進むと すぐに金山沢に合流! 無事のご帰還お疲れ様でした。









■時  期  :  2008年 8月24日
■地  図  :  背振山
■メンバー  :  YUM、 福山、 天唐渓遊、 チャー、 ミッチー、 綾吉、 沢グルメ







                                                         






































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